何処でも眠れる自信があるなら、夜行バスを利用すべし

高速バスや夜行バスって、実際きついの?アルファルファモザイク

世間一般の評価としては、夜行バスは「辛い」らしい。というのも、一番の理由は「眠れない」からだそうです。逆に考えると、どんな場所でもある程度「眠れる」人なら、夜行バスはとても素晴らしい交通手段だと私は思います。

4列シートはやめておけ! は嘘?

夜行バスには、4列シートと3列シートなどが存在し、それにより値段がかなり変わってきます。4列シートとは、通路の左右に2つずつシートがあるバスで、正直狭いです。私は体がそんなに大きくないので、4列シートでも「それなり」にはくつろぐことは出来ますが、人によっては窮屈に感じてしまうのは確かだと思います。

では、3列シートはどうか。3列シートといっても注意しないといけないのは、4列シートを3列シートとして使用する形態が存在するということ。つまり、格安4列シートよりも多少シート幅がある4列シートのバスで、4列のうち3列のシートだけを使うというもの。これを知らずに3列だと思ってバスに乗車して、ガックリしたのもいい思い出です。ただ、ちゃんと3列のシートのバスもあるので大丈夫です。また3列シートのバスにはトイレが付いている場合があり、これもプラスポイントですね。

そんな3列シートですが、確かに4列シートに比べると楽であることは間違いありません。特に「体の自由が利く範囲」が段違いです。人によってはもう4列シートには戻れないわ、という人が多いそうです。では、価格差はどうか。夜行バス会社にもよりますが、大体片道1000円前後の差が出てくるようです。

個人的なお話ですが、夜行バスの使用は安く済ませようとする思惑があるので、仮に往復に夜行バスを使ったとしたら2000円程度は変わってくるわけなんですよね。ちなみに格安バス会社だと、4列シートで片道3500円〜4000円程度。それを考えると、2000円は大きいと私は思います。

ですので、4列シートでも睡眠が取れる自信があり、次の日の行動に支障が出ないという経験があるのでしたら、わざわざ3列シートにする必要はないかなと思います。ただし何度も強調しますが、4列シートはきついです。そこは覚悟しておいてください。

実際に夜行バス内はどんな感じなの?

便にもよりますが、地方と首都圏を結ぶルートの場合は高速道路を走るのが普通です。すると、大体高速道路に入る前か入った直後に「消灯」となります。消灯となれば当然、他人に迷惑になるものは使用できません。DSやPSPなどの携帯ゲームは当然のこと、携帯電話の光さえ好まれません。すると長時間、目的地に着くまで何をするのかというと、寝るしかありません。冗談ではなく、本当に寝るくらいしかすることがないんですね。また、次のには現地で活動するのですから、寝ないと死にます。

私はいつも、音漏れしないように音量を下げたウォークマンを垂れ流しながら、ひたすら寝ています。他人に迷惑がかからないし、他人が何をしてようが気にならないですから。人によっては、アイマスクやスリッパなんかがあると、リラックス度は上がるそうです。この辺は経験則ですね。後、4列シートだと首枕が非常に役に立ちます。100均で売っている空気を入れて膨らますタイプのものがお勧めです。荷物にならないですからね。

さて、ここまで準備をして安眠体制に入ったのに、定期的に起こされてしまうかもしれないイベントが発生します。「パーキングエリアでのトイレ休憩」です。これはバス会社などにもよりますが、4列シートの場合は車内トイレが付いていない場合が多いので、必ずトイレ休憩が挟まれます。おおむね2回か3回で、その度に車内がざわつくことになります。このトイレ休憩のせいで目が覚めてしまい、結局寝れなかったという話をよく耳にします。気持ちを切り替えて再度寝るか、無視して寝続けるか、どちらかしかありません。このトイレ休憩が嫌な人は、車内にトイレが付いているタイプのプランにしましょう。ただし、トイレが付いていても1度はトイレ休憩がある場合があるので、ご注意を。

まとめ

体力と、どこでも寝る自信がある人は、どんどん夜行バスを利用したらいいと思います。繁忙期に重ならなければ、大抵は時間通り早朝に到着するので時間が有効に使えるという利点もあります。そして何より安い。新幹線代と比べると何往復できるんだ、というぐらい安いと思います。
まずは、4列シートに挑戦し、その後3列シートにするか、新幹線にするか、考えていけばいいと思います。良い夜行バスライフを。